待つ時間

ひとりごと

前々記事に書いた乳ガン検診の再検査

マンモトーム生検の病理検査結果が先日出ました。

結果は良性。

異形も増殖性も見られず悪性を疑うものではない

との検査結果を聞きホッとしました。

最初の診断通りよくある乳腺症とのことですが

私の場合は痛みが強く出るタイプのようです。

特に症状のひどい人は歩いた振動だけで痛むそうですが

私も自転車に乗っている時の振動でかなり痛みます。

これはどうしようもないので上手く

付き合っていくしかないですが

良性であると分かって本当に安心しました。

7月3日にマンモトーム生検を受けてから

結果が出るまでの2週間

この2週間がなかなかきつかったです。

悪性、ガンの可能性が0じゃないということで

ふとした日常で『ガン』『死』のイメージが

どうしてもよぎります。

乳ガン=死ではないにしろ

やはりガンというワードは重く響きます。

2週間後の診察室で

どんな光景を見るのか想像しても

全く分からず不安が募りました。

良性だと信じ切っていたいけど

もしガンだったとした場合

まさかのインパクトが強すぎて

受け止めきれないんじゃないかと思うと

最悪のパターンもイメージしておいた方がいいかもと。

今この年齢(28歳)でガンになるなら

きっと何かの使命があるに違いない

私だからこそ課せられた壁なのかもしれない

今の医療だと早期発見の乳ガンは治る確率も高いから

前向きに治療すれば大丈夫!など

必死にポジティブに受け止めるイメージをする瞬間も

正直たくさんありました。

きっと良性だ!と思い込むのが怖くて。

家族と過ごす何気ない日常の光景も

もしかしたらもう見れなくなるかもしれない

と頭によぎると涙溢れそうになる夜もありました。

普段過ごす日々に死を意識することなんて

ほとんどなく

たまに寿命って、死ぬってどういうことだろうって

考えさせられるタイミングはありますが

ここまでリアルに、死の恐怖を間近に感じることは

初めてだったのかもしれません。

基本的にポジティブで楽観主義の私は

どんなに悩み事があろうとも夜は絶対寝れるのに

検査結果発表の日が近づくにつれ

眠りが浅くなり

ガン宣告されるシーンが夢に出てきたりと

自分が思っている以上に心身ともに

ダメージを受けていました。

結果を聞きに行く当日は朝5時まで

寝付けなかったです。

どんな結果が出たとしても

それが私の人生だと思おう!と

そう考えるしかありませんでした。

今回は良性だったから笑って話せますが

死を近くに感じたこの経験は

すごく貴重な学びだったと思います。

きっとこれから先の人生

自分自身はもちろん、大切な家族も

こうして悩み不安に思う時が来るかもしれない。

そういう時に今回の経験を活かし

前向きに寄り添えればなと思う。

そして普段の生活ではなかなか感じれない

生きている、生かされていることへの感謝を忘れず

自分の体、家族の体をケアしながら

守っていこうと心に決めました。

生きているからこそ、命あるからこその人生。

与えられた時間を有意義に。

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