ファミリーツリー

本・映画の記録

コロナで図書館が休館になり

読書が全然進んでなかったのですが

やっと再開できました📖

大好きな小川糸さんの2009年の作品

『ファミリーツリー』読了しました☺

穂高で生まれ育ったリュウが

毎年夏にやってくる同い年のいとこおば

リリーと共に大人になっていく物語。

リュウのひいおばあちゃんである

菊さんの言葉が特に心に響きました。

糸さんのメッセージにはいつもハッとさせられる✨

『自分の体で手に入れた血の通った哲学』

『この世に神様がお造りになったもので、

無駄なものなんて一切ないよ。

無駄なものは、人間が金儲けのために

作ったものだけだよ。地面に近い所にいると、

いろんなことがよーく見える』

『空というのは、その下でどんな行いがされていようとも

どんな人にも等しくこんなに美しい光景を

見せてくれるなんて、なんて太っ腹なんだろう』

『命日ってさぁ、亡くなった日だとずっと思ってたんだけど

天国での、お誕生日なんだよね。

だから、全然悲しい日じゃないんだね』

『たとえ姿が見えなくなっても、

一度この世に存在したもの達は、

すべてが永遠なのだと思った』

『人が、一人の人間からは生まれないのと

一緒かもしれない』

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