針と糸

本・映画の記録

久々の糸さん♡

定期的に読みたくなる大好きな作家さん。

新作の『とわの庭』も早く読みたい📖

今回の本は毎日新聞での連載をまとめたエッセイ。

ベルリンでの生活がメインで

お母さまについての章もあり

糸さんという人にまた少し

触れられたようなそんな嬉しさも♡

ベルリンでの生活を読む度に

いい国だな~、日本もこうなればいいのにと

羨ましく思うところがたくさんで

糸さんが惹かれた理由がよく分かる。

日曜日はほとんどのお店がお休みで

家族、友人と静かにゆっくり過ごす習慣や

お店の人とお客の関係が対等だったり

見習うべき点が多々ある気がする。

お母さまのことについて書かれた章では

幼い頃の思い出や苦手意識、葛藤、確執

受け入れるまでの道のりなど

新たな一面を知りました。

私自身は昔から今まで

母とは仲良く過ごしてきたし

思春期特有の鬱陶しさはあったものの

根本から母という人間を嫌うことはなく

良好な関係を続けていたけど

親子といっても人と人の関わり合いであった

必ずしも相性がいいとは限らないし

人間的に、根本的に受け入れ難いことだって

やっぱり起こると思う。

自分の成長とともに見えてくる人間像が

変わってくることでわだかまりが無くなったり

自分が親になってみて気付くことがあったり

年齢や環境によって都度変化するものだろうし

私は娘とこれから先

どんな親子になるんだろうな~と

今ブログを書きながら考えてしまった。

私たちらしい関係を築ければ嬉しいし

子供としてだけじゃなくて一個人としても

接していくべきなんだろうな~と思ったり。

糸さんの文章はいつ読んでも

すーっと入ってくるし心地いい。

私には遠すぎるほど丁寧な暮らしをされているけど

人間味溢れるチャーミングなところも

また魅力で作品を読む度に

やっぱり好きだな~と再確認し

定期的にこの空気感に触れたくなる♡

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