恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』読了📖
上下巻あわせて約950ページ!
あまりの分厚さに怖気づきましたが
読みだすと世界にぐんぐん惹き込まれ
あっという間に読み終えました。
国際ピアノコンクールに挑む
4人のコンテスタントたちの物語。
それぞれにしっかり背景、ストーリーがあり
いろんなタイプの天才で
凡人の私に共感や感情移入はできませんでしたが(笑)
小学2年生~中学3年生までピアノの習い事をしていたので
ほんの少しだけ分かるような世界でした。
多くの人の感想にもあるように
本当に文章から音楽が聴こえてくる!
どんな曲か分からないのになぜか聴こえてくる。
曲、ピアノに関する知識が圧倒的で
数年の歳月をかけてコンクールを取材された
恩田さんの傑作です✨
ずっとコンクールの行方が気になりながら
読み進めて待ちに待った結果発表のラストシーンの
描き方が独特で予想外のパターンで
それもまた魅力的でした。
スピンオフ短編小説の『祝祭と予感』も
早く読みたい!
次にこの蜜蜂と遠雷を読むときは
実際に描かれてる楽曲を鳴らしながら
読んだらまた違った楽しみ方ができるはずだ!と
今からワクワクしています☺
DVDが出たら映画版も観たい🎬
大好きな俳優、松坂桃李が
演じる明石が楽しみ♡
風間塵の演奏をどのように
表現しているのかも♡
恩田陸さんの作品は今回が初めてだったので
他のものも読んでみたい!
天才には天才としか分かち合えないものがあり
天才にしかない悩みがある。
私には遥か彼方遠くの人たちだけど
どのコンテスタントも人間味があって愛おしかった。
手元に置いておきたい作品がまた1つ
増えたことが嬉しい。
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